市教育研究会中間報告
鹿児島市立錫山小学校
少人数学級の特性を生かし,一人一人の自主的な学習意欲を高める指導のあり方
―国語科の学習を通して―
本校では教育目標に「健やかな体,仁の心,豊かな創造力を持ち,自ら学び,主体的にたくましく生きる力を備えた児童を育てる」を掲げ,明るく助け合う子・かしこく考える子・たくましくがんばる子の育成を目指している。
本校は,1年と2年が単式学級,3・4年,5・6年が複式学級の4学級である。児童数31名で,本年度から特認校制度が始まり,2名が校区外から通学している。少人数なので一人一人にきめ細やかな指導が可能であり,確かな学力を育成することが本校の最重点課題となっている。本年度は,国語科の基礎・基本である「読み」「書き」指導に重点的に取り組み,一人一人の自主的な学習意欲を高めるために,上記のテーマを設定した。
仮 説
読む力・書く力を高められれば,一人一人の自主的な学習意欲も高めることができるのではないか。
主題に迫るために,上記のような仮説を立て,また,以下の(1),(2)を視点として立てた。
(1) 「読む力」を高めるために
・朝読書
・授業中の音読
・家庭での音読
(2) 「書く力」を高めるために
・視写
・漢字
朝 読 書・・・ 今年で7年目を迎える8:15〜8:25の10分間は,教児一緒に読書をする時間となっている。
共通理解事項 1 一定時間(10分間)読ませる。
※ 1・2について,年度初めのころの1年生は,まだ字を読めないので教師の方で読み聞かせ,紙芝居などを取り入れている。
音読カード・・・ 各家庭と連携をとり実施している。読んだ本名・保護者のコメント・担任確認欄を設け,毎日取り組んでいる。
音 読・・・ 物語単元を中心に,追い読み,一文読み,交互読み,役割読みなどをしている。
(2) 「書く力」を高める工夫
視 写・・・ 教科書の文を中心に,宅習として取り組ませている。時には,「作文が上手になる本」(中島紀子;旺文社)も視写させている。
漢 字・・・ 毎日の宅習で,漢字練習を取り入れている。また,漢字練習の際,「ゆび書き」「なぞり書き」「うつし書き」をさせ,一層の定着を図っている。
(3) その他の工夫
中学校との連携の中で,「鉛筆を正しく持てない」児童生徒が多いということが判明した。書く力を高めるうえで,鉛筆の持ち方も大事だ,ということで全学年通して,その都度正しい持ち方を指導している。また,大切なことはメモにとるように低学年から指導している。これは,斉藤孝先生の講演(市教育研究会講演)を聴いての取組である。
また,保護者の理解と協力を得るために,音読の大切さ,漢字の大切さなどを週報や学級PTA等で訴えている。
本研究を通し,これまでに見えてきた成果と課題は以下のとおりである。
(1) 成 果
(2) 課 題
以上が,成果と課題である。今後,挙がった課題を解決していくべく,全職員協力しながら一層研修に励んでいく所存である。