ムクロジの実

 中洲小学校の南側,ゴミステーションをお
おいかくすようにムクロジの木が立っていま
す。秋が深まるにつれ実が熟してきます。拾
った実を振ってみるとカラカラとよい音がし
ます。からをつめでひっかくようにして割る
と中には真っ黒い種がひとつ入っています。
この種は正月の遊びであった羽根つきの羽根
のおもりに使われているものだそうです。昔
の人々が自然の素材をうまく生かす知恵には
感心させられます。
 聞いた話をあと3つ。ひとつは羽根つきが
縁起のいいものだということ。羽根が空を飛
び交う様子は昆虫のトンボを連想させません
か。トンボはあのいやな蚊を食べてくれます
ので,昔から病気を運ぶとされる蚊を駆除し
てほしいという願いがあったらしいです。ま
たムクロジを漢字で書くと「無患子」となり
ますが,患う子どもが無いのですからこれも
縁起がよいということになります。最後にこ
のムクロジの果実の外側の皮を水につけても
むと泡が出ます。ムクロジサポニンという成
分が含まれているそうですが,当然洗剤の働
きをしますので,昔は洗濯に使われていたと
いうことです。洗剤とまではいかなくても私
は小さい頃,ムクロジの外皮やツバキの花び
らをもんで泡を作りシャボン玉遊びをしたこ
とを覚えています。

ムクロジの実の様子
拾った実です つめでひっかくように割ります
中から真っ黒い種がでてきます とてもかたくて黒いです

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